「とりえだ歯科医院」では虫歯治療において以下のことを心がけています。
また、虫歯になった原因を一緒になって考え、治療終了後は虫歯の予防にも力を入れていきましょう。
虫歯や歯周病の進行を防ぐには、日々の正しいブラッシングも欠かせません。当院では歯科衛生士が虫歯になりにくくするブラッシング指導も行っています。
むし歯治療の症例紹介へ
歯に穴があいている(22歳・女性)
上の糸切り歯(犬歯)の虫歯を治しました。 神経を取り除かなければならないほどの大きな虫歯ではなかったので、コンポジットレジンと呼ばれる充填材を埋めて終わることができました。 痛みが出たりする前(虫歯が大きくなる前)に治療することで治療の期間や回数も少なく済みます。
歯周病とは、歯と歯肉の間に細菌が入り込んで炎症を起こす病気です。炎症がひどくなると歯を支えている骨が溶けだし、最後には歯が抜けてしまいます。歯を失う理由のほとんどが歯周病です。
しかし初期段階ではほとんど自覚症状が出ないため、”静かなる病気”と言われています。また近年では歯周病が全身に及ぼす影響についても報告されるようになりました。ここではそのことについて少し詳しくお話しします。
歯周病は,成人の約8割以上の方がかかっている病気です。原因は歯垢や歯石に存在する細菌とそれらが作り出す物質 (毒素)によるものです。しかもそれらは口の中だけにとどまらず、歯周ポケットから歯肉の中に入り込み、歯肉の毛細血管を通して心臓に送られ、全身に回ってしまいます。口の内だけの病気では済まなくなってしまいます。
また、高齢者では飲み込みがうまくいかなくなったり、咳の反 射が弱くなるため、ロの中の細菌が気管に入っても押し出すことが出来ず、肺に入り込んでしまい抵抗力が落ちた方は重症の肺炎を 起こすことがあります。これを「誤嚥性肺炎」といいます。
また歯周病を持つ方で、非常にリスクのある病気の―つに「感染性(細菌性)心内膜炎」という病気があります。この病気は、歯肉が健康な方に比べ歯周病のある方の発症率は1.5~2倍多いとされています。発症すると命の危険性のある怖い病気です。特に、もともと心臓の弁に異常のある方は要注意です。歯周病菌が心臓の弁に付着しやすいからです。いったん細菌が弁に付着するとそこで細菌の増殖が始まります。すると心臓内の血流に渦が生じ、よどんだ血液は固まり血栓を形成します。血栓が全身に飛んで脳の血管を詰まらせると脳梗塞が、心臓を養う血管を詰まらせると心筋梗塞が起こり重篤な後遺症を引き起こすことがあります。
たとえば、歯周病により作られた炎症物質 (サイトカイン)がインスリンの働きを抑制するため、糖尿病が悪化します。しかし歯周病を治療することにより血糖のコントロールが改善することがあります。 逆に糖尿病が歯周病を重症化させることはよく知られています。 糖尿病は血管や神経を障害する病気であり、 糖尿病により毛細血管がもろくなると歯周病の細菌に対する防御力が低下し、細菌感染を受けやすい状態となり、ますます歯周病は悪化するわけです。
その他、女性の場合女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)が歯周組織の炎症反応に影響を 及ぼします。プロゲステロンは歯肉の毛細血管の拡張と透過性を亢進させ、炎症反応を増大させます。 妊娠すると女性ホルモンの濃度が上昇し、さらに、つわりがひどい場合はうまく口腔ケアが出来ないという状態が続き、歯周病になりやすくなります。 妊娠中に歯周病が長引くと歯周病による炎症が作り出すプロスタグランジンE2という物質が低体重児出産に関わってくると報告されています。 生まれた赤ちゃんはむし歯にかかりやすく進行が早いこともわかっています。 現に低体重児出産の母親に歯周病の方が多いといわれています。 また、早産の可能性が歯周病を持つ妊婦では7.5倍も高まるという報告もあります。
歯周病にかかると歯肉が腫れて出血したりするだけでは。炎症が原因で歯肉の血管が拡張します、そのためありません血管の隙間から歯周病の細菌が入り込みやすい状態になってしまいます。健康な状態であれば、血管に入ってきた歯周病の細菌は、血液を流れている白血球に捕まり無毒化されます。
しかし、日常的に歯周病の炎症を繰り返していたり、寝不足や不規則な生活などで身体の抵抗力が低下し免疫力が衰えていると白血球が細菌を捕らえたり、消化することが出来ません。 そうすると生きた細菌が頸のリンパや静脈へ流れ、やがて心臓に入って行きます。
歯周病菌がどのようにして、全身に回るのかご説明します。 口内にある歯周病菌は唾液と一緒に体内へ入ってきます。 体内に入ってきた菌は血液と一緒に心臓へ入ります。 心臓の形態や機能 (特に心臓の弁)に異常があると心臓に入ってきた細菌が心臓の弁に付着しやすく、そこで細菌が増殖して行きます。 細菌の量が少量であれば問題はないのですが、細菌が増えてくると細菌の塊が形成されます。
そして形成された細菌の塊により心臓の中の血流が障害され、渦が生じ、血流がよどんだところに血の塊(血栓)が出来ます。 細菌の塊や血栓が崩れ心臓の弁からはがれると、心臓の血液の流れに乗って右心房から右心室、右心室から肺へ流れて行き、肺から左心房へ戻るとそこから左心室へと運ばれ、 そして全身の血管へ飛んで行くことになります。 以上のように,歯周病と全身の病気には密接な関わり合いがあり,歯周病も全身の病気も両者ともに治療していく必要があります。
全身の病気については健康診断でチェック出来る機会はありますが、歯周病は自分で守るしかありません。細菌を除去するために日頃から適切なブラッシングを心掛けるとともに、全身の病気と同じように歯科でも定期健診を受け、むし歯、歯周病などのチェックをされることをお薦めします。
歯周病治療の症例紹介へ
口腔内清掃(50歳・男性)
歯石やたばこのヤニの除去を施しました。 歯石と歯周病は密に関係しています。歯周病の予防や進行を防ぐためにも、 このように歯石を除去することが効果的です。 また喫煙は歯周病を悪化させるリスク因子の一つと言われています。
小さなお子さんは歯医者に限らず病院というもの自体に怖いイメージを持っていますよね。 正直お子さんが泣いてしまって治療できないということも多々あります。 「とりえだ歯科医院」ではそういった子を押さえつけてまで治療しようとは考えていません。
なぜならお父さんお母さんがお子さんのそういった姿を見るのもつらいでしょうし、お子さんにとっては余計に歯医者に対して怖いイメージやトラウマしか残りません。 特に歯医者が初めてのお子さんや歯医者が苦手なお子さんには緊急性がない場合は初診時治療を行わないこともあります。
まずは歯医者に慣れる練習、口の中を触られることに慣れる練習から始めます。 もちろんすでに歯医者に慣れている子は別です。 治療を終えるまでに余分に回数がかかるかもしれませんが、その間に虫歯になった原因や歯磨き方法などをお父さんお母さんに指導できればと思っております。
小児歯科の症例紹介へ
階段から転げ落ちて歯が抜けた(3歳・男の子)
階段から転倒した衝撃で歯(乳歯)が折れて脱落した症例(レントゲン写真)です。 まずは脱落した歯を元あった場所に戻して固定。 数週間後、歯の中の神経が失活して(死んで)しまい、膿を溜めて歯ぐきが腫れてしまったので根管治療(根っこの治療)を施しました。 その後の予後は順調で、腫れを再発することもなく永久歯(大人の歯)と生え変わるまで持たせることができました。
転んで歯が欠けた(12歳・女の子)
学校で転んで歯が欠けたとのことで、学校の先生に連れられて来院されました。 その日のうちにコンポジットレジンという白い樹脂にて修復しました。 後日、お母さんに治療内容を説明し、う蝕(虫歯)傾向にある歯もあったのでブラッシングの指導と練習を行いました。
当院にはスタッフとして歯科技工士もおりますので、入れ歯が壊れた等でお困りの方は入れ歯の修理がスピーディーに行えます。
また、保険治療で作れる義歯はもちろんのこと、保険治療では作れない金属のバネが目立ちにくい義歯、軽くて小さい義歯、磁石で吸い付く義歯など、ご希望があれば保険治療との違いをしっかり説明しながら必要に応じてご提案致します。
特に金属床義歯はレジン床(保険)に比べて丈夫で、とても快適な入れ歯を作ることが可能です。金属独自の薄い仕上がりは違和感を軽減し、口内を広く感じさせ、また、熱伝導性も高く、あたたかさ、冷たさを感じ、一層美味しく食事を楽しんで頂けます。また、発音や滑舌もよくなり話し易くなります。
以前当院にお越しになられて現在は通院が難しくなられた高齢の方や、介護を受けられている方、体の不自由な方、歯科が無い病院に入院中などの理由で、ご自身で歯科医院に通院が困難な方へのご自宅・病院・施設へお伺いし、治療計画をもとに患者様の健康管理を行っていきます。
お口の状態は体の健康と密接に関係しています。 例えば寝たきりの方などの場合、どうしてもお口の中のお手入れが難しくなり、虫歯などになりやすくなりますが、そのままにしてしまうと、口の中の細菌が原因で肺炎にかかられることもあり、定期的なお手入れが大切になります。
また、お口のお手入れをするだけでも体調が良くなることがあり、介護をされる方の負担軽減につながる場合もあります。 訪問歯科は一般のご家庭から、病院、施設など集団での診療まで幅広く対応しております。
介護施設の方やケアマネージャーの方、訪問歯科をお探しの場合、お気軽にお電話にてお問い合わせください。 一般の方からのお問い合わせも受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。
自信を持って笑えていますか? 審美歯科とは、通常の歯科治療の目的である虫歯や歯周病の治療などお口の中の病気を治すことが目的なのではなく、さらにもう一歩進んで、美しく健康な歯を作ること、美しく健康的な笑顔を作ることを目的としています。
大きな口を開けて笑えたら・・・
そうお悩みの方はまずはお気軽にご相談ください。
人目を気にしない笑顔、そして、自然で美しい笑顔を!
審美歯科の症例紹介へ
笑った時に銀色の歯が目立って気になる(37歳・女性)
いわゆる銀歯(メタルクラウン)を白い歯(陶材焼付鋳造冠)にした症例です。 表面の材質が陶材なのでツヤがあり、天然歯に近い色調を出すことができます。 また、その表面性状からプラーク(歯垢)が付きにくいとも言われています。
歯科医師の指導を受けながら、歯を削ることなく白くする方法です。 歯科クリニックで行うオフィスホワイトニングと家で行うホームホワイトニングがあります。
どなたでも年齢と共に歯の自然着色が始まります。 色の強い飲食物(コーヒー・お茶・ジュース・コーラ・タバコ等)による事もあります。
これらの着色は、あなたのお顔の印象を大きく左右します。 口元が白く明るくなると、見た目がずいぶん若返ります。白い歯の笑顔はあなたの人生を輝かせることでしょう。
※ただし以下のようなかたはホワイトニングができない場合があります。